最後のLove song




真っ白なカッターシャツに袖を通し、

深緑色のズボンを腰の少し下の位置ではいたら、

シャツのボタンを2個ほどはずして、

赤いネクタイをゆるく縛った俺は、

だるい足どりで鏡の前に立ち、

自分を一通りみた。



「うし。」


鏡の前で笑顔を作った俺は

ブレザーとスクールバックをもって

下へと降りた。