俺はイライラのあまり,侑仁の声に

大声を上げてしまった。


静まり返る教室に響き渡る侑仁のデカイ

笑い声。


その笑い声で、教室がまた騒がしくなった。



「どうしたのそんなイライラしちゃって」


侑仁は俺のイライラの原因を知ってるかのように、

挑発的に聞く。


「…なんでもねぇよ。ただイライラするだけ。」


「ふ~ん、そ。」


俺の応答に意味深な答え方をする侑仁。


「イライラすんのもいいけどさ、二人とも自覚

 したほうがいいわよね・・・」


「自覚って何の自覚だよ。」


「まぁ、そのうちわかるか」



「はぁ?」



意味わかんネェ。