最後のLove song




俺はあいつ等に背中を押された。


これからは下なんて向かないで


上を向いて生きていく。



「おい!公民館にShineがくるって!」


中学生くらいの男子が大声で友達に伝えていた。


Shine。あの曲を歌ってるアーティスト。


Shineがくるなら、凛の分までみとかなきゃな。


俺は空を見てにっこり微笑んで、公民館に走り出した。







公民館にはすでに大勢の人がいた。


俺はまぁ隅のほうで、歌だけ聴く形になった。




「皆さん、震災で大変心に大きな傷が

 できてしまったと思います。私は歌ったり、

 支援物資のお手伝いをすることしか出来ません。

 今日は、私の歌で、少しでも元気になってもらえるように、

 心を込めて歌います。

 曲は、デビュー曲のtearful entreatiesです。」