何も言葉を発しない凛の唇に、俺はそっとキスを落とした。 これが、俺と凛のファーストキスだったのかもしれない。 俺は、ぎゅっと拳を握り、避難所へ走った。 涙は止まらなかった。幼少の頃の想い出から昨日の 想い出まで全部が蘇る。 大好きだった凛の笑顔は、もう見ることが出来ないのだろうか。 そう思うとやっぱり涙が溢れてはこぼれた。