「てかね悠ちゃん。この曲よくない?」
部屋の隅にあるCDコンボにCDを入れ、
曲を流した。
”貴方と目が合うたび 胸が弾む
貴方が彼女と笑うたび 胸が痛む
貴方の一言でバカみたいに心が躍る私
貴方の私になりたくて努力した
でも君は幼馴染 家族以上恋人未満
そんな関係はいつまで続くの?
幼馴染なんてもう嫌だ 私だけを見て
目を逸らさないで 今日も夜空を見ながら
涙を流す ねえお願い気づいて
tearful entreaties”
それはまるで俺と凛をさしているような曲だった。
俺は素直じゃないしガキだから、凛が傷付くとは
知らずにこんなことを口走ってしまった。
「お前、もしかして俺のこと好きなのか?(笑)」
凛は動きがピタッと止まった。
「ま、まっさか~この人の声がいいっていってんの!」
「な~んだっ」
tearful entreaties・・・。涙の願いか・・・。
でも、めっちゃこの曲いい。
明日、レンタルしに行こうかな・・・。
俺たちはその後バレンタインのチョコの話をしたり、
学校の話をしたりして、一日を過ごした。

