凛は俺に勢い良く抱きつき、泣きながら
ありがとうと言った。
俺、今日ちょっとカッコいいんじゃね?
って自分で言うなってか(笑)
「悠ちゃん、かっこよすぎだよっ」
まだ泣き病んでないのか、涙目のまま
俺に笑顔を向けた。
「今日の俺、カッコいいだろう?(笑)」
「ばーかっ。自分で言うな(笑)」
可愛い凛の頭をワシャワシャと撫でて、
二カッと笑ってみせた。
「あ!うちもあるんだった!」
凛はゴソゴソとバッグをあさり、
少し大きめの箱を取り出した。
「はい!開けてみて!」
笑顔で差し出す凛の手からそれを受けとり、
中を見てみた。

