「凛~?準備できたか~?」 自分のチャリに空気を入れた後、 家にもどってブレザーの袖に腕を通した。 「まってまってまって!!」 パタパタとスリッパの音をたてながら 慌てて廊下を走ってくる。 「いいよっ!いこう♪」 「おうっ」 新しい制服に身を包んだ2人はマンションの エレベーターをおりる。 「悠ちゃん制服似あってんじゃん」 「凛も。でもスカート短くね?」 「うっさい!これぐらいがちょうどいいの!」 「え~」 そんな会話をしてたら、あっという間に1階に着いた。