=凛音side=



「さぁ、島崎君!!君が今日告白したいのは

 何年何組の誰!?」


嫌だ。聞きたくない。見たくない。

知りたくない。


なんで、ウチ等幼馴染なの?

もう限界だよ?幼馴染なんてヤダよ?


もう1人の女の子としてウチをみてよ。



「俺の告白したい人は......」


会場にドラムロールが鳴り響く。

頭が痛くなってきた。

この会場からいち早く出たい。


なんで侑仁はこんなところにつれてきたの?

嫌がらせ?


そんなんだったらウチ帰る。



クルッと向きを変え、会場を出ようと

したときだった。彼の声が聞こえたのは。