最後のLove song





C組のドアを勢い良く開け、


静かに落ち着いた・・・かつ怒りに満ちた声で



「二野原姫乃はどこだ。」


-シーン-


いきなり違うクラスの人間が入ってきたから


おどろいてるのかしんねぇけど、教室は静まりかえり、


俺の低い声だけが響いた。


誰も俺の質問に答えようとしない。



「二野原姫乃はどこだってきいてんだよ!!!!!」



-ダンッ-


俺は近くにあった教卓を力任せに蹴飛ばした。


女子は小さな悲鳴をあげた。



「きゃははははは」



どうやらこちらに近づいてくる笑い声が聞こえてきた。