「今日も熱心に働いてるねぇ」
「!」
不意にかけられた声に振り向くと、そこにいたのはやはりというか何というか…沖くんの姿。
「沖くん。久しぶり」
「うん。…にしても、相変わらずブサイクな顔してるね」
「は!?」
思わず声を上げ、ここが昼間の店内であることを思い出し振り向く。すると背後には、何事かとこちらを見る錦さんと吉田さん…。
「…ごめんね、私休憩まだだったから入ってきてもいい?」
「あっはい!いってらっしゃい!」
にっこりと笑って二人にそう許可を得ると、私は彼を連れお店を出た。
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