「今すぐ答えてくれなくてもいい。だけど、俺がそれくらい結さんのことを好きなことだけ知っておいて」





伝わってるよ、感じてる。



だっていつもあんなに余裕な顔のあなたが、逃がさないように抱き締めて、絞り出すように気持ちを伝えてる。



それだけで、その気持ちがどれほどのものかわかるから。





「…うん、」



頷き、その胸のなかに顔をうずめた。





まばゆい光

心を満たす体温

赤い靴は、もういらない



あなたとなら

裸足でも、どこまでも歩いていける。



沢山の愛に 包まれて








end.