「…菜々子!!何をしているんだ!!」

「…!将吾っ…」



すると騒ぎを聞きつけたのかマンションから出てきた将吾に、私は入れ替わるようにマンションへと駆け込んで行った。



「あっ…結さん!!」

「っ…」



名前を呼ぶ彼の声を、背中で聞きながら。