振り向くとそこには千春の彼氏が立っていて、 どうしたの、と声をかける前に 私の目の前には彼の胸があった。 「キミに一目惚れした」 彼の言葉に私の胸は締め付けられた。 いけない。駄目。 この人は…。 顔を上げると目があって、私は彼の唇を求めていた。 “友達の彼氏”から“一人の男”に変わる瞬間だった。