梅原さんの質問に言葉が詰まった。 この店にはまた来たい。 美味しい料理は食べたい。 でも…私である必要なんてあるのかな。 「ダメかな?」 「いや…そういうわけではないんですけど」 「じゃあまた来よう。 その頃には俺たちも どーにかなってるのが俺の希望かな」 梅原さんは言った。 少しだけ頬を染めながら。 私はそれをどう受け止めていいか分からなかった。