お品書きから梅原さんが選んだ品物は全て美味しかった。 私ごときの給料では食べられないレベルの料理ばかり。 また来たいな、と思いながら 無いだろうな、と諦める私がいた。 「美味しかった?」 「はい。とても」 「それは良かった。また一緒に来てくれる?」