梅原さんに連れられて来たのは 高そうな料理屋で、 広めの個室に案内された。 メニューではなく、 お品書きと呼ぶあたりが 庶民の私には似つかない。 何だか、むず痒いなぁ。 そんな私を見て、梅原さんが微笑んでいる。