「お兄さん。私と飲みません?」 声をかけると、食いついてくるのが分かるその目。 「お、俺?」 分かっているくせに聞き返すなんて、確信犯ね。 「そう。だってお兄さん、すっごく美味しそうだから…」 耳元でささやくと、ゴクッと生唾を飲むその音。 これがたまらなくて、私は美味しいものを求め続ける。 まだまだ、やめられそうにありません。 end.