ケチャップのないオムライス【短編】




トシユキの端正な顔立ちがさらに私の鼓動を素早く動かした。



その時、向かいのテーブルに若い男の二人組が座った。


右の方結構いいじゃない…




トシユキの口が何かものを言っているのは横目で見えたけれど、


そんなのどうでもよかった。




だって、すごく、美味しそう。