「喉渇いちゃった」 「何か頼んでやろっか?」 「レモンサワーがいい」 トシユキは店員を呼んで、レモンサワーと私が好きなバニラアイスも頼んだ。 「美華、好きだろ?」 と得意げに笑う。 うん、と一応笑っておく。 トシユキは友達として一緒に居る分にはいいけど、 私のご機嫌を取ろうと頑張ってるところを見ると嫌になる。 だって私は本気じゃないから。 トシユキのことは、何時まで経っても遊びだから。