山奥に建てられた私立学園 烏乃学園(からすのがくえん) その学園は少人数制の特殊な学園だった 表向きには才能のある子供のための専門分野を中心に独自の教育を行う学園として知られている その学園に1人の転入生が訪れた 少年は物珍しそうにキョロキョロと校舎を眺める パチパチと瞬いて溜め息をついた 「なんで僕がここに呼ばれたのかなぁ………」 少年の質問に応えるものはいない