あの日とは
比べものに
ならないくらいの
大粒の涙が
わたしの瞳から
ぼろぼろと
こぼれ落ちていった。


そして、
わたしは彼が
別れ際に手のひらに
置いていった
ネックレスを
つけると外に出た。