何も知らなかった頃。 前を歩く私についてきてくれる君がいた。 自分から目を逸らしていた頃。 横で私を支えて歩いてくれる君がいた。 何も考えないようにしていた頃。 前で私を導いて歩いてくれる君がいた。 そして、自分の想いに気づいた頃。 君はもうどこにもいなかった――…。