…何が起きたの!?
私はそのきれいな男の子に抱き寄せられたまま、後ろを振り返った。
「何してんだよ。」
5人の中の1人が、さっき私が肩を掴まれてた2人にそう言った。
2人はしりもちをついてる。
「か、か、関係ねーだろ…!」
あきらかに2人は動揺している。
「は?俺はただ何してたか聞きてーっつてんだよ。」
な、なんか、怖いよ…。
私はまた、必死に涙を我慢する。
「…お仕置きが必要だね。」
私を抱き寄せていた男の子が笑って言った。
え、ええ…?お仕置きぃぃぃ!?
その瞬間、私は違う男の子に預けられていた。
「響!その子、よろしく!」
「…わかった。」
それを合図に私はその響と呼ばれた男の子に連れられてしまった。
