よかった…前の方じゃなくて。 私は少しほっとした。 「じゃあ、如月さんと仲良くするように!」 先生は、教室から出ていった。 …え? 出ていった? ……出ていったぁ!? 私が思わず席をガタッと立つと、いつの間にか私の周りには、人が一杯。 出口はどこ? 「亜美ちゃーん!!ようこそ!」 人だかりを抜けられそうな隙間を探す私。 「まぢ可愛いねー。どっから来たのー?」 いくら探しても、隙間はなさそう……。 「俺らが、亜美ちゃんの寮案内してあげるよ。」 じゃあ窓だ!窓から出て行こう!