響と私は、その男子の群れを過ぎていく。 2人とも無言で歩いた。 途中で肩を触られたりしたけど、気にしないようにした。 「ほら、着いたぞ。」 5分くらい歩いてようやく寮に着いたみたいだ。 「意外と近いね!」 学校の敷地内に寮はあるからそらんなかかんないよね。 「えっーと、私の部屋は…。」 鍵を見て確かめると、406と書いてある。 「早速、行ってみるか?」 「うん!」 私は笑顔で返事をした。