「置いてかないでよ…。」
響に追い付いて、そう言う。
「…。」
響は無言のまま。
なんか、怒らせること言ったかな私?
少し悩んでいると、響が私の腕をグイッと掴んで自分の方に寄せた。
「離れるなよ。」
え…!?
心臓がドキッとした。
「これから、教室の前通るからな。」
あぁ、なんだそうゆうこと…。
前を見ると、たくさんの男子が教室の前の廊下にたくさん群がって道を作っていた。
「やべ、久しぶりに女見た。」
「かーわい!」
「肌すべすべー!!!」
私は響の腕にがっしりと掴まった。
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