甘々!?危険な男子校LIFE ♡


両腕を掴まれて身動きが取れない。

悠くんは、私の首筋に顔をうずめてきた。


「…っや、だ。」

やめてよ、怖いよ……。
















「その辺にしとけ、悠。やりすぎだ。」

響くんが一言そう言った。

ピクッと悠くんの動きが止まる。

そして、ため息をつきながら顔を離した。

「こんぐらいやんねーとわかんないだろ。」

私は、やっと自由になった両手を動かす事もなくただ呆然としていた。

「やっとわかったでしょ?逃げられないって。これでも手加減した方なんだよ。」

未来くんがすっと私に近付き、私の体を起こしてくれる。

すぐに逃げられるって思った。

大丈夫だって思ったのに。




「……ごめんなさぃ。」

私は小さく呟いた。