「やっとみんな揃ったか。じゃ、本題に入るぞ。」
響くんが話題を切り替えた。
「今日から亜美がこの学校に転校するだろ?
ここは男子校で、さっきみたいにいつ亜美が襲われるかわかんない。だから、俺らで亜美の護衛をする。」
ふーん。護衛してくれるんだ。
…………………………って護衛!?
「待って!ひびきく……「聞いてねーよこんな女を守るなんて!!」
私の言葉を遮ったのは悠くんだった。
「そりゃそーだよ。今話したんだから。」
楓くんが突っ込みを入れる。
「悠は、亜美が襲われてもいいって言ってんのか?」
響くんが冷たく悠くんにそう言った。
「…めんどくせぇよ。勝手にしろ。」
悠くんは少し諦めたように呟いた。
「じゃあ、5人で協力して、亜美の護衛しろ。みんないいな?」
「「「……わかった。」」」
