「少し話そう。」 そう言われて病院の外にあるベンチに腰をおろした。 「茉咲ちゃん、悠斗を好き?」 『はい。』 何の迷いもなく答えると、隼斗くんは彼と同じ顔で笑う。 「悠斗、1人で暮らしてるでしょ。あれね、俺のせいなんだ。」 隼斗くんはタバコに火を着けると白い煙を空へ吐き出した。