体育館に入ってから校門で受け取ったクラス分けの用紙に目を通す。 "緒方茉咲" 私の名前は8組にあった。 体育館を見渡すと、1組から順に行儀良く並んだパイプ椅子。 私は"1-8"と書かれた紙の近くに腰をおろした。 市内で真ん中あたりのレベルの高校。 辺りを見回せば、同じ中学の人が沢山いた。 特に声をかける気にもならない私は、じっと前を見据えていた。 することもなく、睡魔に襲われていたとき。 後ろから背中を叩かれる。