夏休みが明けると圭介と杏のいない生活が始まった。 私は段々と、悠斗の家に行くよりもクラスの友達と遊ぶことが増える。 それは自然なことだった。 毎日、私の右側にいたうるさい人物がいなくなると寂しいのは当たり前で。 悟とは教室では一緒にいるけど、2人で話すことは徐々に減っていった。 最近はクラスの皆でカラオケに行ったり、ご飯を食べに行ったり、今までとは違う高校生活を楽しんでいた。