「俺、嬉しいよ。」
颯太は圭介の肩を叩くと、緊張が溶けたかのように笑顔を見せる。
皆も自然に笑顔になった。
2人の決断は簡単なことではなかった。
私たちはまだ高校生で、親に頼らなければ子供を養うこともできない。
子供が子供を育てるのかと、世間の人には言われてしまうのかもしれない。
だけど、私も皆も2人の決断は素直に嬉しかった。
容易いことではないけれど、頑張ろうとする2人を応援しない理由がなかったんだ。
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