『バイバイ』 それがあなたと交わした最後の言葉だった。 いつも通りの帰り道。 いつも通りの景色。 いつも通りのあなたの背中。 次の日には全てがいつも通りじゃなくなった。 カラフルな世界は色を失い、モノクロの世界の中 自分だけがいつも通り色付いて見えた。 モノクロの世界に取り残されたように。 這い上がろうとしても、その術を知らない腕は簡単に突き落とされる。 前に進もうとしても、その術を知らない脚は動かない。 早く、ここから抜け出したい。