幼なじみはバスケバカ!

「こーえーん♪」



アサちゃんはそう言うとブランコに乗り始めた。



楽しそうに笑ってるしね(笑)。



それをあたしと彰君で見ている感じですね。




「アサ姉、大丈夫かな。あんなんで」



「ん?」



「アサ姉、酒癖の悪さで彼氏に逃げられたじゃん?心配なんだよね」


………。



確かに、アサちゃんが彼氏に逃げられた時一番心配してたのは彰君だった。



本人よりも心配してたもんね(笑)。




「でも、アサちゃんは可愛いし、大丈夫じゃないのかな?」



基本いい人だしね、アサちゃんは。



「んー…」


そう唸ると彰君は何も言わなくなってしまった。