幼なじみはバスケバカ！

「はーなーれーてー」




あたしがそう言いながら割り込むと彰君は助かったて顔をしていた。



たとえ実の姉弟でももう我慢できないっ！



するとアサちゃんは…



「ふふー。ワカひゃん、顔が必死らよぉ、そこが可愛いのらぁ｣


そう言いながら今度はあたしに抱きついた。



「え、わ、や。アサちゃん、はーなーしーてー！」



彰君からターゲットがあたしに変わったらしい。



アサちゃんの腕があたしの背中に回ってきてしっかりとオールドされてしまった。


う、うそ？！


彰君はというともうアサちゃんに捕まりたくないのかすぅーと離れて行った。