幼なじみはバスケバカ!

「うわ、アサ姉、抱きついてくるなって」



少し焦り気味にそういう彰君。



あたしはというとアサちゃんが彰君になにかしないかとても心配。



アサちゃん〜(泣)。


「らぁによぉ、あたしらといやらのぉ〜?」



アサちゃんはそう言いながらさっきよりきつく抱きついた。




もう、見てらんない。



「あー、アサちゃん離れてよー」



ううぅ。



「マジで、離れろって」



彰君のその声であたしは少しホッとする。




彰君は本気で嫌がってるようでアサちゃんから離れようとしている。