幼なじみはバスケバカ!

「また参考書とかじゃないよね…」



お土産がまたあの異様に分厚い参考書だったらあたしはどうすればいいのだろう。




「さすがに、合格したんだしそれはないと思う」



彰君はそう言ってフォローしてくれた。



うん、今は彰君の言葉を信じるしかない(笑)。



「あはは。そうだよね」



うん、そう願おう。



でもでも


「でもあれなかったら、きっと落っこちていたと思う」



それくらいあの参考書は役に立った。


最初はびっくりするくらい問題が解けなかったけど解説とか簡単に分かり易いように書いてくれてあったから出来たんだもん。




しかも先生には最初志望校を変えた方がいいんじゃないかとまで言われたからなぁ(笑)。



だから、その参考書を買ってきてくれたアサちゃんには感謝してる。