幼なじみはバスケバカ!

「お母さん、これどう見ても10人前は作れそうだよ」



彰君が材料の多さに驚いながらそう言った。



さすがのあたしでもこの量は引くわ(笑)。




「せっかくのおめでたい事なんだから盛大にやらないとねー」



お母さんはるんるんしながら買い物袋の、中のものを次々と出していった。



「うんうん」



その隣で真紀乃ちゃんが頷いた。



いやいやいや、おいおい。



このふたりはたまに意味不明な事をするかならなぁ(笑)。




もう学生じゃないのに(笑)。




「あ、そうそう。麻亜沙も和奏ちゃんの為に帰ってくるって言ってたわよー」




「うふふ。今日は盛り上がるわよー」