パサッ




シュートが決まると嬉しそうな顔をする彰君。




そんな彰君はあたしは大好きだった。





「おい、和奏っ!!!今のシュート見たか!?」



そう言って嬉しそうにあたしの方を見てきた。





「すごいっ!!!すごーーーいっ!!あたしもやりたいー!!」





あたしがそう言うと彰君はあたしにボールを渡してくれた。





あたしはその大きなボールを持ち、




「えいっ!!」




思いっきり投げたが……



「あぁー…」




リングすら当たらなかった。