先生の家は
すごく綺麗とは言えないけど
汚くはない
「今日からここはおまえの家と思っていいから」
そう言って合鍵を渡す
「これは今日からお前のものだ!!」
新品のような鍵だった
新しく作ったような
それがなんだか嬉しかった
リビングにある2人用のソファー
その前にあるテーブルとTV
どっちも1人で生活するのには大きそうだった
私はソファーに座る
フワフワしてて座り心地が良かった
「先生...」
ありがとうと言いかけた
でも言えなかった
先生は上に着ていたスーツを脱いで
隣に座った
「夕食、食ったか??何がいい」
そう言った
キッチンはリビングと
同じ場所にあるから近い

