「凌!今日の帰り一緒に帰ろう!

アイス、おごるよ!」

「マジ!?よっしゃ!」

「じゃあ、部活終わったら校門で!」

「おう!じゃあな!」

凌は教室に戻る。

私も教室に戻る…。

ガララッ

「羽瑠!どこいってたの?」

「……凌のところ…」

それを聞いて菜々は少し顔を歪める。

そうだった…菜々は凌が好き……。

親友の恋だもん。どうせ私のこの恋心は

儚く散っていくもの……。