翌日ー

登校すると廊下がザワザワしていて

気になったからいってみた。

「あ、羽瑠ー!見て!」

「え?」

「これっ!ほら!!羽瑠一位だけど、

もう一人一位がいたの!」

「……誰?」

「…これ……なんて読むのかな…。

えぇーと、かぐら…かな?

かぐら…かずまかな?」

「ちゃうよ。かーぐーらー、

いっしんゆうねん」

「え…」

「俺、隣のクラスの神樂一真(かぐら

いっしん)!先月転校してきたんや!」

「…ま、満点なの?」

「おう!でも、もう一人いるとは

思わんかったわー!!有丘羽瑠ゆうたっけ?」