ーー次の日ーー

「凌ーはよー」

「あぁ…」

「どーしたんだよーあ、彼女とケンカ?」

笑いながら言ってくるのは親友。

あー羽瑠と付き合ってたこと言っちゃお。

「なー俺さー羽瑠と付き合ってたー」

「へーあの羽瑠先輩とー?って

羽瑠先輩!?お前のお姉さんじゃん!」

なんだこの反応。

「…別れたけど」

「は!?なにがあったんだよ!!」

「……羽瑠が留学するって知ったから。

俺のせいで夢を諦めてほしくなかった」

「…お前……ちゃんと羽瑠先輩に

話したのか…?それ」

「いや……ケンカ別れ」