明後日出発かぁ…。

準備しなきゃ…。

自分の部屋のドアを開けようとしたとき

凌が部屋から出て来た。

そのまま素通りしそうな凌を引き止めた。

「りっ…凌っ…」

「…なに」

「……あ…えと…」

「ようないなら呼ばないで」