好き、ずっと好き

「……羽瑠…」

屋上について最初に声を出したのは

凌だった。

「…俺も羽瑠のこと好きだよ……

俺だって兄弟なんて嫌だ」

そう言ってくれた。

「……っ……」

ポロッと涙がこぼれた。

「……り…凌っ…凌っ…」

私は凌に抱きついた。