入学式から1週間がたった。
私はそれなりに毎日に満足していた。
バドミントン部へ仮入部体験をしに行き
きつい部活ながらも
小学校からの経験を生かして他の人より
少しだけリードすることもできた。


だけど1つだけ前から何も進展していない気持ちがあった。

“あいつ以上の男子に出会いたい”

自分でも呆れるくらいに毎日毎日同じ考えの繰り返し。


思い出しては涙が溢れだした。
考え出しては止まらなくなる後悔。
その後悔を認めたくない自分への苛立ち。

そんな毎日はある男子との出会いでかわったのだ。

その男子の名前は
“禮木駿輔(アヤキシュンスケ)”
というモテ男くんだった。

全然知り合いじゃなかったけど
どうしてもメアドが欲しかったの。
理由はわからないけど心からそう思ったの。

香代からメアドをもらってさっそくメールした。