「写真撮って教室行こうー!」

私、桜庭佑美(サクラバユミ)は桜満開のこの季節……

中学生になりました!

「中学では部活頑張って一途に恋して」
私の言葉は親友の言葉で遮られた。

「ちょーーっおと待ったー!!」
親友の花元香代(ハナモトカヨ)の大袈裟な言葉に
続く言葉は容易に予想できた。


「もう龍佑は忘れたの?」

忘れるわけないし忘れられるわけないしでもそう言われてもわからない。


あいつはうちを好きじゃなかった。
それが全てでそれが現実。