【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「えへへっ…だって海に入らず帰るなんてもったいないじゃん!!

だからね♪」


と笑うと蓮がいきなり海を蹴り私に水を掛けてきた。


「……?!?!ちょっと蓮〜!!冷たいじゃんか!!」


「海に入りたいっつーから掛けてやったんだよ。」


蓮の言葉が悔しくて、私は蓮を押してやろうと思い近づいた。


すると、
「きゃあっ!」「うわっ」


二人の声が重なり、私がバランスを崩した為思いっきり倒れてしまった。


そして蓮は尻餅をつき、私が蓮の足と足の間に転んだ。