【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「そろそろ帰るか」


蓮は立ち上がった。


え、帰るの?!ん〜もったいない!!


そう思い私はパンプスを脱ぎ捨て砂浜に走った。


呆然と見ていた蓮に、


「れーん!冷たいけど気持ち良いよーっ!!

蓮もきーてーっ!」


思いっきり叫んだ。


それを聞いた蓮は、仕方なくといった感じで靴と靴下を脱ぎ走ってきてくれた。


「たくっ…お前はバカか。」