【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

はぁ…と隣から溜息が聞こえた。


やっぱり、呆れちゃったよね。


言わなきゃ良かったかも…


「ばーか。お前が思ってる様なことなんかねぇよ。

連絡先、受け取らなかったし。

服も自分で拭いたし。お前は他の女と違うから。

俺のことも教えるし。何でも聞いて来い。

お前が不安に思ってることも言えばいい。

全部受け止める。な?簡単なことだろ?

ま、俺的には嬉しかったけどな。」


そう言って蓮は私の頭を撫でた。